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【日商簿記3級】絶対に対策しておくべき公式&問題の解き方

【日商簿記3級】絶対に対策しておくべき公式&問題
ゆら

今回は、日商簿記3級に合格するために
絶対に抑えておきたい公式と問題をまとめました!

この記事は、パソコン閲覧推奨記事です

この記事はこんな方にオススメ

・日商簿記3級に合格したい方
・日商簿記3級の試験対策を徹底したい方
・日商簿記3級でどんな問題が出るか傾向を知りたい方

このブログの運営者について

簿記 プロフィール
@hirune_couple
この記事の内容

日商簿記3級に独学合格しました

合格への一番の近道は『試験に慣れること』

ツイート記載の通り、私は1度試験に不合格になった経験があります。
原因は『試験慣れ不足』です。
まず、時間を計りながら解くことは絶対に必要です。
そしてどんな問題が出るのか、事前に頭に入れておく必要があります。
勉強法や試験対策教材についてはこちらにまとめました。

簿記は”勘定科目のパズル”

まず簿記は、勘定科目を当てはめていくパズルだと思ってください。
よく難しい計算をするとイメージする方がいますが、全く違います。
四則演算しか使いません!
【この言葉が出てきたらこの勘定科目】だと覚えることが大切です。

試験に100%出題されている公式及び問題が存在する!?

ずばり、存在します。
この100%出題される公式や問題を完璧にしておくことで、
制限時間にも余裕と自信を持って対応できるようになります。

絶対に覚えておくべき公式は、たった2つ!

覚えておいてほしい公式は、この2つだけです!!

・貸付金(借入金)の支払(受取)利息の計算
・減価償却費(定額法)の計算

この2つは私が見た過去問には、確実に毎回出題されております。
確実に覚えておくようにしましょう。

貸付金(借入金)の支払(受取)利息の計算

日割:貸付金額×利率(年)×貸付期間(日)/365日
月割:貸付金額×利率(年)×貸付期間(カ月)/12カ月

問題の貸付期間が日数または月数で使う計算公式が若干変わります。

減価償却費(定額法)の計算

減価償却費=取得原価-残存原価÷耐用年数

  建物減価償却費、備品減価償却費どちらについても公式は同じです。

絶対に抑えておくべき仕訳問題はこの3つ!

仕訳問題で確実に出てくる問題は、この3つです!

・仕入と売上
・貸倒引当金
・固定資産の売却

私の覚え方を含めて解説していきます。

仕入と売上

まずは、これを頭に叩き込んでください。

仕入発生時は借方、売上発生時は貸方

これを覚えておくだけで、全然変わります。

ゆら

『仕入が借方ってことは、買掛金は貸方!』と
自然と出来るようになりますよ!

貸倒引当金

前期に貸倒れが発生したのか、当期に貸倒れが発生したのかによって、処理方法が異なります。

(例)前期に貸倒れが発生した場合
   〇〇株式会社に対する売掛金(前期発生分)¥1,000が貸し倒れた。
   なお、貸倒引当金の残高は¥500である。
   →(貸倒引当金)¥500  (売掛金)¥1,000
    (貸倒損失) ¥500

(例)当期に貸倒れが発生した場合
   当期に△△株式会社に商品を売り上げたことで発生した売掛け金¥500が貸し倒れた。
   なお、貸倒引当金の残高は¥1,000ある。
   →(貸倒損失) ¥500  (売掛金)¥500

このように、当期に売掛金の貸倒れが発生した場合、
貸倒引当金の残高があっても、全額貸倒損失勘定の借方に記入します。

固定資産の売却

固定資産(土地、備品、機械など)を売却した際の仕訳です。

(例)
備品(取得日×2年7月1日、取得原価:¥1,620、残存価格:ゼロ、耐用年数:10年)を、
×9年期首に¥900で売却し、代金の全額が普通預金口座に振り込まれた。
減価償却費は定額法で計算し、記帳は間接法を用いている。
なお、決算日は3月31日であり、購入年度の減価償却費は月割計算により計上する。
→(普通預金)    ¥900   (備品)      ¥1,620
 (減価償却費累計額)¥1,094  (固定資産売却益) ¥374

【減価償却費累計額の算出について】
・×2年7月1日から×3年3月31日
(¥1,620-¥0)/10年=¥162
 ¥162×9カ月/12カ月=¥121.5≒¥122
   
・×3年4月1日から×9年3月31日
(¥1,620-¥0)/10年=¥162
 ¥162×6年=¥972

売却の際は、固定資産勘定は貸方になり、取得原価を記入することを頭に入れておきましょう。
その後、売却金額は資産の増加となりますので、借方です。
あとは、減価償却費累計額の金額を求め、その増減により固定資産売却損または固定資産売却益かを判断します。

第3問は解き方が決まっている!?

第3門は大体9から10個の決算仕訳を正確に解き、損益計算書・貸借対照表に当てはめていく問題です。

この問題の半分は、常に形式が同じような問題が出題されております。
下記の問題は必ず解けるようにしましょう。

・売上債権に対する貸倒引当金の設定
・減価償却費の設定
・消費税について
・法人税、住民税及び事業税


この問題を確実に解くことが、合格への近道になります。

売上債権に対する貸倒引当金の設定

売上債権(受取手形、売掛金)に対する貸倒引当金の設定問題について、
求め方は下記の通りです。

売掛金×実績率=貸倒引当金

貸倒引当金繰入または貸倒引当金戻入かは問題によって左右されます。

この問題前に売上債権が左右される問題がある場合は、その問題で発生した売上債権も含むようにしましょう。

減価償却費の設定

出題されるのは、定額法がほとんどです。

【定額法の公式】
減価償却費=取得原価-残存原価÷耐用年数

決算整理前残高試算表や試算表での減価償却費も合算させて
損益計算書・貸借対照表の表に記入することを忘れないようにしましょう。

消費税について

決算仕訳の際は、正答は必ずこの形になります!

 仮受消費税 ¥〇〇  仮払消費税 ¥〇〇
未払消費税 ¥〇〇

仮払消費税は資産で、仮受消費税と未払消費税は負債となります。

この問題前に消費税が加わる問題がある場合は、その問題で発生した消費税も含むようにしましょう。

法人税、住民税及び事業税

これも形で覚決算仕訳の際は、正答は必ずこの形になります!

 法人税、住民税及び事業税 ¥〇〇 仮払法人税等 ¥〇〇
                  未払法人税等 ¥〇〇

仮払法人税等は資産、未払い法人税等は負債、法人税、住民税及び事業税は費用です。

試験対策を実際にしていて感じたこと

オススメはネット試験

ネット試験は、自分のタイミングで受験できるのでオススメです。
また、2022年4月以降筆記試験も
ネット試験に合わせた出題傾向と試験時間になると、日本商工会議所が発表しております。
今後、受験を控えている方はネット試験対策を徹底することにより、筆記試験での対策も取れると思います。

第1問と第3問は完璧にする

第1問は、仕訳問題が15問(1問3点)、基本的な仕訳問題がメインです。
ここで、8割は回答できないと他が厳しいと思います。


第3問は、損益計算書・貸借対照表作成、精算表作成、決算整理後残高試算表作成のうちどれかとなります。
上記でもお伝えした通り、問題形式は常に似たような出題をされていますので、点数を取りやすいです。


第2問は出題形式が幅広い為、ある程度の対策は市販の参考書などで可能ですが、どんな問題が出るかは未知数です。
確実に合格を意識して行くならば第1問と第3問の対策を徹底することをオススメします。

より詳しい問題解説が書いてあるオススメ教材はこちら

仕訳カードが付いているので、スキマ時間も学習可能です。
中でも嬉しいのが、ネット試験模擬試験プログラム付き

一つ一つの問題解説が丁寧でおススメです。

ゆら

ぜひ、試験対策にお使いください!

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