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ネコちゃんの殺処分ゼロを目指して!知っておきたい保護猫活動3選

保護猫活動 表紙

野良猫ちゃんで耳がカットされているネコちゃんに出会ったことはありませんか?

私が初めて耳カットがあるネコちゃんを見たのは、旦那と同棲し始めたマンションの庭でした。

喧嘩でケガでもしたのかと思って調べたところ、
ちゃんと意味のある耳カットでした。

そこで私たちは初めて、保護猫ちゃんや地域猫ちゃんとTNR活動について知りました。

この記事はこんな方にオススメ!

・保護猫活動について知りたい方
・保護猫活動に少しでも貢献したい方
・TNR(ティーエヌアール)活動について

知りたい方

このブログの運営者について

ゆらだら夫婦のプロフィール(保護猫活動)
@hirune_couple
この記事の内容

知っておきたい保護猫活動3選

保護猫活動には主に3軸に分かれております。

・TNR(ティーエヌアール)活動
・保護猫譲渡会
・子猫のミルクボランティア

TNR(ティーエヌアール)活動

TNR活動
TNR活動

TNR活動とは、
外で過ごすネコちゃんをこれ以上増やさないために、不妊や去勢手術をして地域に帰す活動のことを指します。

TNR活動のできる年齢としては、不妊や去勢手術のできるようになる生後6カ月以降のネコちゃんが多いです。
それより幼いネコちゃんは保護され、
里親さんやミルクボランティアさん宅で暮らし始めてから不妊・去勢手術を行います。

少しでも多くのネコちゃんが殺処分されずに長生きできるように、TNR活動を含めた保護活動が行われています。

ゆら

簡単ですが、
TNR活動についてご紹介!

TRAP(トラップ)

捕まえることを指します。
専用の捕獲機にエサを付けておびき寄せ、捕まえるのが基本です。


人にかみついてくるネコちゃんや
ケガをしているネコちゃんが捕まることもあるため、慎重に捕獲します。


ただし、警戒して捕獲機の中に入ってくれない、捕獲機がうまく作動しなかったなど
そう簡単には捕まえられないネコちゃんも多くいます。

NEUTER(ニューター)

不妊・去勢手術をすることを指します。
捕獲機につかまったネコちゃんをTNR活動対応病院へ連れていき、手術を行います。


全身麻酔をかけて手術するため、ネコちゃんは痛みや出血はほとんどありません。


この手術が完了すると、不妊・去勢済みの目印として耳先をカットします。
通常では、オス♂が右耳カット、メス♀が左耳カットです。


この耳カットを施すことで、
保護活動をおこなう保護団体さんに再び捕獲されてしまうのを防ぐ役割を担っています。

RETURN(リターン)

ネコちゃんをもとの場所に帰すことを指します。
特定の飼い主やお家はないもの、
地域住民に認知されていて、エサやりなどをして、
合意の上で管理されているネコちゃん(地域猫)として暮らしていきます。


ただし、捕まえたネコちゃんの中には、けがをしているネコちゃんや人懐っこいネコちゃん、
年齢が幼なくて手術ができなかったネコちゃんなどもいます。


外に返せないと判断されたネコちゃんや人慣れしているネコちゃんは”保護猫”となり、
猫ボランティアさんのもとで、一時預かりや里親さん探しとなります。

引用:公益財団法人どうぶつ基金【さくらねこ♥TNRとは(TNR先行型地域猫)

保護猫譲渡会

里親探し
新しい家族を探しています

TNR活動により保護されたネコちゃん(以下、保護猫)は、家猫となるために里親さん探しが始まります。

基本的には、保護猫団体や保護主さん主催の譲渡会に保護猫を参加させて、
開催場所へ来ていただくお見合い方式です。

保護猫の里親になるには審査があり、譲渡条件をクリアしないと通過できません。
また、この譲渡条件が記載された誓約書を交わすところがほとんどです。

みんなどのネコちゃんも愛らしくて可愛いです。
仲良くなるにつれて、一緒に寝てくれるようになるネコちゃんもいます。

そんな一方で保護猫の中には、外で過酷な条件で頑張って生きてきたネコちゃんや
多頭崩壊で人間が嫌いなネコちゃんなど、なかなか心を開いてくれないネコちゃんもいます。

そんなネコちゃんたちを再び不幸にすることのないように審査は厳しめです。

子猫のミルクボランティア

ミルクボランティアとは、
哺乳が必要な生後3週間から2カ月程度までの子猫を保護主さんに代わり自宅でお世話をしていただく活動です。

ミルクボランティアに参加するのも、各自治体や保護団体により選定基準があります。

選定基準には、『子猫の授乳や排せつ補助などの経験があること』『終日、子猫の世話ができること』
『毎日の体重測定や健康チェックを行い、記録できること』などがあります。

ネコちゃんの殺処分がゼロを目指して

STOP殺処分
STOP殺処分

環境省によると、令和2年4月1日から令和3年3月31日までのネコちゃんの殺処分数は、
犬のおよそ5倍の約20,000頭にまでのぼります。

この数字は、病気をかかえていて治る見込みがなくて譲渡できないネコちゃんなども含んでおります。
しかし反対に、生まれて幼い子猫が殺処分されているのも本当です。
まだまだ沢山のネコちゃんたちが殺処分されているのです。

引用:犬・猫の引き取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(動物愛護管理行政事務提要より作成)

ネコちゃんの繁殖力が高いことも殺処分数が減らない原因

繁殖力の高い猫
繁殖力の高い猫

ネコちゃんは、とても繁殖力が高い動物で、1年に2~4回出産します。
妊娠期間は約2カ月で、1度の出産に平均約5匹の子猫を生み子猫が離乳すると次の妊娠が可能になります。

環境省パンフレット「もっと飼いたい?によると、1匹のメスのネコちゃんが1年後には20頭以上、
2年後には80頭以上、3年後には2000頭以上の猫を増やすと注意喚起が掲載されています。

この繁殖力が不幸なネコちゃんを増やす原因の1つです。

引用:環境省【もっと飼いたい?】

最終目標は全てのネコちゃんが家猫になること

全てのネコちゃんが家猫になる
全てのネコちゃんが家猫になる

特定の家や飼い主がいる家猫は、平均寿命が12年~18年ほど生きます。
しかし野良猫などの外で暮らすネコちゃんは、平均寿命が3年~5年短命です。

譲渡会を通して、里親さんと特定の家で暮らせるようになることで、寄生虫や感染症へのリスクも減ります
また、健康な食事を食べ、栄養の偏りもなくなります

こうした管理の行き届いている家猫ちゃんになることで、
人と共存していくことでネコちゃんも人も幸せに暮らしていくことができます。

私たちが出会った地域猫と保護猫

冒頭でもお伝えした通り、私たち夫婦は当時同棲していたマンションで地域猫と遭遇しました。

また、その地域猫との出会いが私たちが保護猫を家族に迎えるきっかけになりました。

マンションの庭で出会った地域猫

マンションの庭で出会った地域猫
マンションの庭で出会った地域猫

窓の開く音で逃げてしまうそのネコちゃんは、ハチワレで口元にチョビっと模様がありました。

この猫ちゃんは右耳に耳カットがある地域猫でした。

決して触れたりはできませんでしたが、時が経つと窓の音でびっくりしなくなりました。
そして、私が庭に洗濯物を干している間だけ庭でお昼寝をし、洗濯物を干し終えると帰るようになっていました。

この地域猫との出会いから右耳カットの意味を調べるうちに、
私たち夫婦は保護猫という存在を初めて知りました。

一緒に暮らす保護猫

一緒に暮らしている保護猫のクルム
一緒に暮らしている保護猫のクルム

マンションでの地域猫の愛らしさに心を打たれて、
新しい家に引っ越した家でネコちゃんを家族に迎え入れようと決めていました。
もちろん、保護猫です。

都内の譲渡会で一目ぼれしたその猫ちゃんと今では、仲良く暮らしております。

詳しい内容はこちら

プロフィールにて、私たちの家族のネコちゃんについて記載しております。

保護猫活動にも色々な活動がある

今回は、保護猫活動についてまとめてみました。
着目したのは下記の活動についてです。

・TNR(ティーエヌアール)活動
・保護猫譲渡会
・子猫のミルクボランティア

少しでも保護猫活動について知ったもらい、
地域猫や保護猫を身近な存在に感じてほしいと思い、記事にいたしました。

また、保護猫を家に迎えていただける方が少しでも増えたら嬉しいです。

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